ポスシステムと商品管理について

ポスシステム(POS)は「POINT OF SALE」の頭文字を取ったもので、「販売時点情報管理システム」のことである。

日本でここまでコンビニエンスストアが急激に発展した背景には、このシステムが販売店ごとに導入され、本部で商品管理が常時行えるようになっているからに他ならない。一点ごとの商品管理のみならず在庫管理や天候・客層に合わせた販売戦略が容易にできる。

現在の日本の小売店は、ほぼこのシステムを利用して在庫・顧客管理を行っているところが多い。

さらに高度な販売戦略として、小売業者と卸業者がポスシステムのデータを共用することによって、ある商品の補充が必要になれば卸がすぐに商品補充ができるようにするなど、小売との連携を取るためにも使われている。